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2025.6.16 /
「自分の名前に別人住所が…」がん検診対象者5,837名へ発送一部で情報流出【横須賀市】
2025年6月、神奈川県横須賀市は、子宮頸がん検診および乳がん検診の無料クーポン券発送業務において、個人情報が記載されたクーポン券が誤って送付される事案が発生した。
公表では、発送業務は外部委託事業者によって実施されており、2025年度分のクーポン券は5月27日に対象者5,837名へ発送されたという。
しかし、5月30日午後4時頃、市民から「自分の名前が書かれたクーポン券に別人の住所が印刷されている」との連絡が市に寄せられたことで問題が浮上。
市が調査を行った結果、32名分のクーポン券において、本来の対象者とは異なる人物の住所が印刷されていたことが判明した。
これにより、32名の住所情報が他者に流出した形となった。
原因は、委託事業者による印刷工程での確認ミスによるもの。
横須賀市は、5月31日以降、対象者に対して個別に謝罪を行い、正しいクーポン券の手渡しと誤って送付された券の回収を実施している。
また、再発防止策として、委託事業者に事故報告書および改善計画書の提出を求めており、今後の業務運用に反映させるとしている。
市は「対象者の皆様に多大なご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます」としており、引き続き個人情報保護に万全を期す姿勢を示している。
【参考記事】
子宮頸がん検診・乳がん検診無料クーポン券にかかる個人情報漏えい事故の発生について
https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/top.html