奈良県において、職員の確認不足を原因とする個人情報流出が発生した。

概要

内閣府が運営する「NPO法人ポータルサイト」に、奈良県認証のNPO法人の役員および職員名簿を登録する際、不必要な個人情報まで掲載したというもの。
６月６日、同サイトに掲載されたNPO法人からの指摘により問題が判明している。
原因は、奈良県担当職員が県内NPO法人から受理した公開書類内容をデータ化する際のスキャンミスと、サイトへの掲載時の確認不足と説明されている。

流出情報

NPO法人ポータルサイトに誤って掲載されたのは、奈良県認証のNPO２法人で、詳細は以下の通り。

対象期間
法人A： ６月２日から６月６日
法人B：３月３１日から６月６日
誤掲載された情報
法人A： 社員１６名分の名簿記載の住所
法人B：役員４名分の名簿記載の住所

対応

奈良県は、問題発覚後以下対応を行っている。
・誤掲載された名簿を削除
・誤掲載した２法人への連絡および謝罪
・NPO法人ポータルサイトへ掲載中の561法人全掲載情報の内容をチェック

今後は複数職員によるチェック体制や、事務処理手順を見直すなど実施し再発防止を図ると説明されている。

【参考URL】
特定非営利活動法人（ＮＰＯ法人）役員等の個人情報漏えいについて
https://www.pref.nara.jp/1.htm