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2024.6.27 /
品川区の小学校、開校以来11,145名分の生徒情報紛失 金庫をまるごと誤廃棄か
東京都品川区の小学校で、1934年の開校以来の全生徒情報が記録された卒業証書授与台帳を紛失したと公表した。
この台帳には卒業生の氏名、住所、進路などが記載されており、学校教育法で保管が義務付けられている重要な資料で、影響対象者数は11,145名分とされている。
区によると2024年3月、老朽化した校舎の移転作業中に、台帳の入った金庫が中身を確認せずに廃棄業者に引き渡し。
その後、破砕処理されたとされている。
2024年6月11日、90周年記念事業の準備中に台帳が必要となったことで紛失が判明している。
品川区教育委員会によると、台帳は業者によって処分されていることから情報が外部に流出した可能性は低いと説明している。
2008年度以降の卒業生情報はデータによるバックアップがあるため、影響は少ないとされているものの、2007年以前の分については学校の記念誌などを参考にした復元作業が行われる予定。
区教育委員会は、今後の管理体制の見直しと強化を図り、再発防止に努める方針を示している。
【参考記事】
卒業証書授与台帳の紛失について
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/press_release/press_release-2024/index.html