2025.3.6 /

日本、アジア圏でマルウェア影響トップ 計1億613万9174件の感染記録

個人向けセキュリティサービスを提供する「NordVPN」は、無料動画サイトや偽装サイトに関するセキュリティリスクを分析した最新調査を発表。
調査結果によると、無料動画サイトはマルウェア感染のリスクが最も高く、フィッシング詐欺の標的としてGoogleやFacebookなどの大手ブランドが多く利用されていることが明らかになっている。

フィッシング詐欺の標的、最多はGoogle

NordVPNの調査によると、フィッシング詐欺の標的として最も多く利用されたブランドはGoogleで、8万5000件以上の偽装サイトが確認された。
これらのサイトは正規のログインページを模倣し、ユーザーのアカウント情報を盗む手口が取られているとのこと。
次いでFacebookでは約6000件、Microsoftでは約5000件の偽サイトが発見されており、特に企業向けアカウントの乗っ取りを狙うケースが増えている。
その他、AT&T、Yahoo!、Netflixなども偽装の対象となり、それぞれ約4000件のフィッシングサイトが確認された。

無料動画サイトでのマルウェア感染リスクが最大

マルウェア感染のリスクが最も高いのは無料動画サイトで、NordVPNのセキュリティ機能「Threat Protection Pro™」は2024年に15億件以上のマルウェア感染をブロックした。
特に、閲覧するだけで感染する悪質な広告が多く存在する点が懸念されるという。
その他、エンターテインメントサイトが約10億件、スポーツ関連サイトが1.2億件、アダルトサイトが1.09億件のマルウェア感染リスクを抱えていることが判明。
加えて、違法ダウンロードを扱うファイル共有サイトでも7400万件の感染が確認されている。
Threat Protection Pro™のデータによると、過去1年間で無料動画サイトだけで約70億の広告と1190億件を超えるトラッカーをブロックしており、これは2024年にブロックされた全トラッカーの25%に相当するという。

日本はアジアで最もマルウェアの影響を受ける国に

調査では、日本がアジアで最もマルウェアの影響を受けている国であることも指摘された。
2024年には、日本国内で合計1億613万9174件のマルウェア感染が確認され、1デバイスあたりの月間感染件数は1315件に上る。

NordVPNのサイバーセキュリティ専門家であるエイドリアナス・ワルメンホーフェン氏は、「正規のサービスを装ったフィッシング詐欺や、閲覧するだけで感染するマルウェア広告など、サイバー犯罪者の手口は巧妙化している。特に無料動画サイトにはさまざまなセキュリティリスクが潜んでおり、利用者は十分な注意が必要だ」と警鐘を鳴らしている。
NordVPNは、セキュリティ対策として以下のような基本的な対策を推奨している。

・不審なリンクやメールを開かない
・信頼できるセキュリティソフトを利用する
・公式サイトや正規アプリのみを利用する
・パスワードを定期的に変更し、二段階認証を設定する
・VPNを活用し、オンラインでのプライバシーを保護する

【参考記事】
https://nordvpn.com/ja/

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