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2025.8.26 /
関東地方整備局、メールサーバーが不正利用される事態「個人情報の入力、支払いなどに絶対に応じない」
国土交通省 関東地方整備局(港湾や空港の整備を行う)で、2025年8月14日に同局が運用する「CONPAS(コンパス)」のメールサーバーが不正利用される事態が判明。
スパムメールが送信されていたという。
問題となった「CONPAS®」は「Container Fast Pass」の略で、港湾のコンテナターミナルにおける渋滞緩和や物流効率化を目的とした国のシステム。
不正に送信されたメールの件名には「CONGRATULATION!!!」や「Recovery of Your Lost Funds」といった英語の文言が使われており、金銭の送金を求める内容だったという。
現在も詳細は調査中で、受信者に対しては本文に記載されたURLへのアクセスや個人情報の入力、支払いなどに絶対に応じないよう注意を呼びかけている。
同局によると、このメールサーバーには個人情報や非公表情報は保存されておらず、情報の流出は確認されていないとのこと。
当該不正利用によるシステムの通常運用や試験運用への影響はないと説明されている。
国土交通省は今後、専門機関と連携しながら原因の調査を進め、セキュリティ対策の強化と個人情報管理の徹底に努めるとしている。
【参考記事】
https://www.ktr.mlit.go.jp/