広島市の「こども未来局こども・家庭支援課」において、保護者と児童の個人情報が含まれた書類が紛失する事態が発生した。

紛失した書類は2014年度から2017年度に契約された、障害児115名の「指定障害児相談支援」および「指定計画相談支援」に関する契約書と公表されている。
問題が判明したのは１１月１０日、こども療育センターへの指導を行っていた際に一部利用者の契約書が見当たらない事態が発生したことによる。
契約書など管理する担当者が執務室や書庫を確認したものの、2014年度から2017年度に契約した利用者の書類が見つからなかった。
その後の調査で、これら文書がこども療育センターの建替え工事に伴う引越しの際に誤って廃棄された可能性が高いことが判明している。
なお、紛失した書類には、保護者と児童の氏名や住所、続柄などの個人情報が含まれていた。

広島市は全関係者に個別での対応を行っており、今後の再発防止策として、契約書など個人情報を含む書類の管理時には注意事項をファイル背表紙に明記する、書類の廃棄時には保存年限だけでなく複数人で内容を確認するなど実施するとしている。

【参考記事】
指定障害児相談支援等に係る契約書等の紛失について
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/houdou/