2025.5.15 /

【茨城県】約3年間、個人情報が公開状態 86名の氏名や住所など影響

茨城県は2025年5月13日、県民などから寄せられた意見や提案を記録する「広聴情報共有化システム」において、個人情報が含まれるファイルが外部公開用サーバーに保存され、インターネット上で閲覧可能な状態になっていたと発表した。
流出が確認されたのは、2022年7月に県へ相談などを行った86名分の個人情報で、最大で264回の閲覧があった形跡があるという。

県によると2022年7月、システムの保守業務を委託している事業者がシステムの出力テストを実施した際に、個人情報が含まれるファイルを誤って外部公開用サーバーに残したことが原因とされている。
その後、約3年間にわたり、ファイルは削除されることなく、非公開のURLを知っていればアクセス可能な状態が続いていた。
ファイルには、氏名のほか、住所53件、電話番号4件、メールアドレス2件が含まれていた。
2025年5月8日、外部の人物から県の報道・広聴課に指摘があり、問題が発覚したとのこと。

県は同日中に該当ファイルを削除。
県は「非公開URLを入力しなければファイルの閲覧はできず、一般の人が閲覧する可能性は極めて低い」としている。
また、現時点で流出した情報の不正利用は確認されていない。
今後、県は再発防止策を検討し、情報管理体制の強化に努めるとしている。

【参考記事】
https://nordot.app/1294972412013232139?c=110564226228225532
https://news.yahoo.co.jp/articles/d638e53066b29c4533d49e1985558312c2a158b7

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