2025.5.20 /

サイバー防犯ボランティア、7,000名超が全国展開 警察庁、支援と取組を活性

警察庁は全国47都道府県で活動する「サイバー防犯ボランティア」への支援とその取組の活性化を図っている。
2024年末時点で、国内には301団体、合計7,298名のサイバー防犯ボランティアが登録されており、サイバー空間の安全確保に向けて活動を展開している。
サイバー防犯ボランティアの活動内容は主に以下の三点に分類される。
一つ目は、インターネットの適正利用に関する教育活動。
二つ目は、インターネット利用者の規範意識向上を目的とした広報・啓発活動。
そして三つ目は、サイバーパトロールを通じたインターネット上の環境浄化活動となる。

この一環として警察庁は、「サイバー防犯ボランティア広報啓発コンテスト」を開催しており、2024年9月から2025年3月にかけて実施されるこのコンテストは今回で3回目。テーマは「フィッシング対策」または「ネット犯罪防止に向けた偽・誤情報対策」とされ、応募作品のうち予備審査を通過した各10作品が警察庁公式X(旧Twitter)アカウントに掲載され、投票によって優秀作品が選ばれた。

【受賞団体一覧】
● サイバー警察局長賞

・洛陽総合高等学校サイバー防犯ボランティア(京都府)
・金沢情報ITクリエイター専門学校(石川県)

● 審議官(サイバー警察局担当)賞

・慶應義塾大学 サイバー防犯教育等研究会(神奈川県)
・福山大学サイバー防犯ボランティア CyPat FU(広島県)

警察庁は、こうした取り組みによって地域社会のサイバーセキュリティ水準の向上を目指すとしている。

【参考記事】
https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/

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