CYBER NEWS CYBER NEWS
2025.2.7 /
俳優やタレントの契約情報を不正持ち出し 同業他社に流出か【ギャンビット】
CMキャスティング事業を展開する「ギャンビット」に勤務していた元プロデューサーが、俳優やタレントの契約情報を不正に持ち出したとして、不正競争防止法違反の疑いで逮捕された。
警視庁は、容疑者が転職予定の同業他社にデータを持ち込む目的だったとみて捜査している。
容疑者は2023年10月、ギャンビット社の営業秘密にあたる俳優やタレントの契約情報が含まれる数百件のファイルを、不正にUSBメモリへ保存した疑いが持たれている。
データには、主演級俳優の年間契約金額や契約条件、「バラエティー番組出演NG」などの詳細情報が含まれていたという。
容疑者は、東京都足立区のインターネットカフェから会社のクラウドストレージへアクセスし、データを取得していたとし、その後退社して翌月から同業他社へ転職している。
ギャンビット社が不正を察知して、警視庁へ相談した。
ギャンビット社は逮捕を受け、公式ホームページ上で「現時点で営業秘密の流出や不正利用は確認されていない」と報告。
「関係各位にご心配をおかけし、深くおわび申し上げます」とのコメントを発表した。
警視庁は、持ち出されたデータの使用状況や、転職先での利用の有無についても引き続き捜査を進めている。
【参考記事】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250203/k10014711101000.html
https://news.ntv.co.jp/category/society/45f35941d6394c9fbae1ffbfa60144b1
https://www.sankei.com/article/20250203-BRBRFETJDNIVRDIK72B2566EBE/