2022.12.21 / NEWS

丸紅によるイスラエル・サイバージム社への出資、並びに アジア諸国おける重要インフラ事業者及び製造業向けOTセキュリティ分野にて サイバージムジャパン、丸紅及びサイバージム社が三者間協業

丸紅株式会社(東京都千代田区、代表取締役 柿木 真澄、以下、「丸紅」)が、当社の共同事業パートナーであり制御システム向けサイバーセキュリティ事業等を展開するCyberGym Control Ltd.(イスラエル ハデラ市、CEO Ofir Hason、以下、「サイバージム」)へ出資参画し、当社を含む3社でアジア諸国における重要インフラ事業者及び製造業向けOT(*)セキュリティ分野にて協業することに合意しました。

あらゆる分野の事業活動において、情報システムやインターネットは企業の運営に不可欠である一方、サイバーセキュリティ対策へのニーズが高まっています。特に、発電所等の重要インフラや製造業では、急激なオートメーション化やIoTの普及によってプラント設備や工場等のインターネット接続が不可避となり、外部からOT環境へのサイバー攻撃が増え、その対策や対処できる人材確保が喫緊の課題となっています。

このような状況に鑑み、アジア諸国の重要インフラの安定操業及び経済成長の実現を支援するため、当社、丸紅及びサイバージムは、それぞれのノウハウ、機能、ブランド及びネットワークなどを相互活用し、同地域における重要インフラ事業者及び製造業向けOTセキュリティ分野にて協業を推進することになりました。

丸紅及び連結子会社は、国内外のネットワークを通じて、ライフスタイル、情報・物流、食料、アグリ事業、フォレストプロダクツ、化学品、金属、エネルギー、電力、インフラプロジェクト、航空・船舶、金融・リース・不動産、建機・産機・モビリティ、次世代事業開発、次世代コーポレートディベロップメント、その他の広範な分野において、輸出入(外国間取引を含む)及び国内取引の他、各種サービス業務、内外事業投資や資源開発等の事業活動を多角的に展開しています。

サイバージムは、イスラエル国内の発電、送電を担うイスラエル電力公社のセキュリティ部門が独立して2013年に設立され、経験豊富な人材とノウハウを活かし、サイバーセキュリティ分野のリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。特に、最新のサイバー攻撃の分析と、顧客がその対処法を実践で学ぶトレーニングサービスに強みを持っており、戦略的パートナーであるイスラエル電力公社を始め、政府機関や重要インフラ、金融機関などへのサービス提供を行っています。

当社は、サイバージムの日本その他アジアにおける共同事業パートナーとして、独自のサイバーセキュリティ訓練ソリューションを国内を中心とするアジア地域において提供しており、本協業において重要な要素となるサイバージムサービスのアジアにおける展開・拡大実績、ノウハウ、事業基盤を有しています。

本合意により、重要インフラや製造業等、丸紅グループが保有するグローバルネットワークとサイバージムのサービスを掛け合わせ、日本やアジアでサイバージムサービスの展開・拡大実績のある当社のノウハウも生かすことで、アジア諸国におけるOTセキュリティ分野の発展に取り組み、顧客が抱えるサイバーセキュリティの課題の解決に貢献します。

 

<サイバージムジャパン赤坂アリーナにおけるトレーニングサービスの様子>

<サイバージムジャパン赤坂アリーナにおけるトレーニング用OTシステム>

(*) OT(Operational Technology):工場やプラント、ビル等の設備を適切に動かすための制御・運用技術及びシステム。

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