広報支援事業を中心に展開する「株式会社PR TIMES」において、現在マルウェア「Emotet」とみられる被害が確認されている。

概要

PR TIMES社によると、3月4日以降から同社従業員を騙るなりすましメールが送信される事態が確認されているという。
同社従業員の使用するパソコンが、マルウェア「Emotet」に感染したことが原因とのこと。

対応

PR TIMES社は、なりすましメールの見分け方として以下のとおり挙げている。

・なりすましメールには、従業員名と正規アドレスは「@prtimes.co.jp」「@mashmedia.co.jp」以外が使われている
・パスワード付き圧縮ファイルの添付や、本文にURLリンクが記載

同社は、上記に該当する不審なメールが届いた場合は、ファイルの開封やリンク先へのアクセスはせずメールごと削除するよう注意喚起している。

現在、同社では被害のあったパソコンの再セットアップ実施や、アカウント管理体制の見直しを行い再発防止策を図っているとのこと。
なお、同社が提供する「PR TIMES」「Jooto」「Tayori」は、
当該ランサムウェアの影響範囲外とされている。